まるで不死鳥!?V字回復したマクドナルドの戦略とは

2020年5月16日

飲食業界の現状

新型コロナによる不景気。2020年4月は、743件の企業が倒産したのですが、その内、サービス業は253件です。

新型コロナウイルス関連倒産は、5月13日で142件。ですが、廃業を選ぶ事業者も多く、「隠れ倒産」はより多いと考えられています。

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飲食業界を襲う、自粛という名の闇

景気を数値で見ることが出来る、現状判断指数(DI)というものをご存じでしょうか。景気を肌で感じ取る人たちに、アンケート調査を行う、というものです。

最大100、最低-100で、50が好景気、不景気を分けるラインなのですが、2020年4月の、飲食業界の指数は、なんと-3.1。

えっ、-3.1?

リーマンショックの時でさえ、1桁に届いたことはありませんでした。それがマイナスって…。

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マクドナルドの売り上げは…?

マクドナルドの売り上げは、前年同月比で、3月は-0.1%、4月は+6.7%です。

+6.7?去年より売り上げ増えてるじゃん!

そう、増えているのです。売り上げが8,9割落ちている企業も多い中、なんと増えているのです。その数字の裏には、マクドナルドの戦略がありました。

攻めの姿勢が命!マクドナルドの打開策

マクドナルドは、売り上げは増えていますが、利用者は減少しています。客単価が増えていることになるのですが、その数値なんと+31.4%。

以前よりも30%多く買い物するとか、どんだけやねん!と思った方。僕もそう思いました。

ただ、何もせず客単価を上げている訳ではありません。これこそ、マクドナルドの狙いだったのです。

家族利用を狙ったクーポン

この自粛期間、家族で食事をする機会は、以前と比べて圧倒的に増えました。それを好機だと捉え、今までは1人用しか無かったクーポンに、2,3人用を付け加えたのです。

家族で買うと安い!という主婦の心を掴んだ戦略でしょう。すごい。確かにアプリを見てみると…..

ありました。なるほど、確かに安い。

大変な時こそ、新商品を

サムライマックや、プッチンプリンとコラボしたマックシェイクなど、新商品も出し続けている。

CMは見ましたでしょうか。こちらに貼っておきます。

サムライマックのCMはこちら

これはあくまで僕の予想ですが、クーポンはお母さんと子供向け、サムライマックはお父さん向けの施策だと考えられます。自粛期間でほとんどの人が自宅にいる今、全ての人を対象にサービスを提供する形でいるのでしょう。

時代に合わせた、モバイルオーダー

更に更に、モバイルオーダーの機能を既存のアプリに搭載することで、待ち時間を減らしてくれます。

位置情報を元に、近くのマクドナルドが地図上に表示されるので、後はそれを受け取るだけです。

これは便利!

マクドナルドのマーケティング戦略

では、せっかくですので、少しマクドナルドの成長の歴史を辿っていきたいと思います。まずは、マーケティング戦略から。

ターゲット層

マクドナルドは、事業を始めた初期の頃は、女子高校生や家族連れをターゲットとしていました。

分かりやすく言うと、家族連れには、ハッピーセットやクーポン、女子高校生にはサードプレイスとして、居心地の良い店内を提供しています。

高校生の時、マクドナルドに居座って、雑談をしていた人、いるのではないでしょうか。

コストリーダーシップ戦略

マクドナルドが好まれる理由は、何といっても、圧倒的安さ!

特にそれが顕著に表れているのは、100円マックや、100円コーヒーではないでしょうか。

これは僕が授業で作ったパーセプションマップです。圧倒的カジュアル、低価格。他の企業と比べてみたら、一目瞭然です。

遊び心にフォーカスした戦略

4年前、名前募集バーガーというものがあったのをご存じでしょうか。正式名称「北海道産ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特性オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー」に、名前を付ける、というものです。

これには、多くのYouTuberが参戦しました。

僕も面白がって、参加しました。この遊び心を鷲掴みにされる感じは、たまりませんでしたね。

マクドナルド、炎上の歴史

ここまで、マクドナルドの成功事例を話してきましたが、失敗して炎上したケースも、多くあります。

それについても、少し触れておきましょう。

賞味期限切れの鶏肉を…

賞味期限切れの肉をミンチにして、ナゲットにしていました。

この騒動が出た際、マックのパテは何で出来ているんだ?など、ナゲット以外にも不信感が募っていましたね。

食べ物の中に、異物が…

虫、人の歯、髪の毛、etc…。様々な話題が上がっていましたね。Twitterで炎上しているのを、よく見ていました。懐かしい。

あまりにもこの時期に異物が出ていたので、デマがいくつか混じっているのではないかと、考えたこともありました。

何度燃えても蘇る、不死鳥マクド

それじゃあ、どうやってマクドナルドが復活していったのか、説明するよい。ここでは、お客さんの声をちゃんと聞くということを意識した施策が多いよい。

全国の母の声を調査

1つ目は、全国の母親から意見を集め、不安を解消する、ママズ・アイ・プロジェクト。

子供に変なものを食べさせたくない!と母親が考えるのは当然。その母親から直接意見を聞き、取り入れたのは、衛生面を保証するという点で、非常に有効だったのでしょう。

お客様の声を、ちゃんと聞き入れる

2つ目は、全てのお客様を対象にした、アンケートアプリ、KODO。

これで、全てのお客からの意見を取り入れることが出来、回答者にクーポンをプレゼントすることにより、インセンティブを高めていました。

このように、何度炎上しても、次々に施策を打ち、信頼を取り戻していったのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。どんな窮地に陥っても、施策を打って対応する。常に攻めの姿勢を忘れないのが、マクドナルドの戦略です。

それ故に、今回の新型コロナにも、対処できたのでしょう。

飲食店に関わらず、学ぶべき点が多い戦略ですね。

もし経営者の方がいましたら、参考にしてみてはいかがでしょうか。