コロナで広がる、教育格差

2020年5月25日

新型コロナの影響で、なかなか学校が始まりませんね。勉強が遅れてしまうかも…、と心配な方もいるのではないでしょうか。

今回は、教育格差の話について。

生まれつきの教育格差

子供は、親を選ぶことが出来ません。ですが、どうしても両親の影響で格差は出てしまいます。

言語を理解する能力

赤ちゃんの理解できる言語は、周りで大人が使っている言語に左右されます。

逆に言えば、周りの大人があまり話していなければ、赤ちゃんは言葉を覚えることが出来ないのです。

家族との会話の多さ、両親の語彙の多さ、家族と接触している時間、etc…

この時点で、教育格差は始まっているのです。

この研究に関しては、TEDの、「The birth of a word」という回が非常に面白いです。良かったら見てみてください!

その動画はこちら

学習時間の差異

小学生になると、勉強時間に差が生まれ始めます。

これは、僕が「教育格差」という本を読んだ際に見つけたデータを、エクセルで作ったものです。

1年生の頃はあまり差がありませんが、歳を重ねるにつれて、段々差が開いています。

このグラフを見ると、両親が大卒じゃない時点で終わり…。という悲痛の声が上がるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。後ほど、その点についても説明します。

この本を読みたい!という方はこちら

将来の見据え方

将来、大学に行くか行かないか。その点についても、両親の学歴が色濃く出てしまいます。

このデータも、僕が「教育格差」という本を見て、エクセルに落としたものです。

大学に行く人が優秀だ、と言いたい訳ではありません。大学を見据えている方が、それに向けて勉強する可能性が高く、自然と勉強への意欲に差が出てしまう、ということです。

そのようにして生まれた格差は、縮まることはありません。

そして大学に入って勉強をすると、4年間の差が生まれるので、更に学習という点において差が出てしまうのです。

オンラインでの教育格差

新型コロナの影響で、オンライン授業が中心になっている今、別の角度からの格差が生まれつつあります。そちらも見てみましょう。

学習環境の問題

学習環境は、勉強をする上で欠かせません。「Stay Home」が叫ばれている今、国民が家から出ないことが推奨されていますが、家庭が荒れている場合、そうはいきません。

家が安心して勉強を行える環境ならば、オンライン授業で学力が向上するでしょう。

学校に行けているなら、勉強に精が出せたのに…、という状況が在りうるのです。

環境構築の問題

オンライン授業を行うには、パソコンやWi-Fiが必要です。質の良いものを使えば、質の良い授業を受けることが出来ます。

逆に言えば、回線の悪いWi-Fiを使い、スペックの低いパソコンを使っては、授業の質が落ちてしまいます。声が途切れ途切れに聞こえる、落ちるなど、不具合が起きてしまうかもしれません。

スペックの良いものを使っている方が強いという、ゲーマーの間で起こるような問題が、教育の場で起こってしまうのです。

それが許されていいはずがありません。

ですが、低スペックの子たちに合わせてオンライン授業を行わないという選択肢を取ってしまうと、今度は日本全体で教育が遅れてしまいます。

どちらも優先することが出来ない、ジレンマに陥っているのです。

子供の学習を助ける教育法

では、一度格差の話は終了して、教育法の話をしたいと思います。

「学力の経済学」という本を参考にしているので、もし読みたいと感じた方は、こちらをクリックしてください。

将来を見据えた利益を伝える

子供に勉強をさせるために、物で釣る人がいると思います。

ですが、それはあまり良くない行為です。目先の利益を優先し、利益が無ければ学習しないようになってしまいます。

もし仮に、勉強を楽しいと感じているならば、尚更です。見返りを与えると募金をする人が減るように、利益がかえって悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

勉強はなぜやらないといけないのか、きちんと伝えなくてはいけません。

行為を褒める

子供が良い点数を取った際、「頭がいいね」と褒めてしまう人がいます。

それでは、勉強をした子供のことを褒められていません。勉強をした事実を褒める必要があります。

正当な評価がもらえなければ、子供はやる気を出しにくくなってしまいます。

それは大人でも同じですよね。

休息は重要

努力は大切ですが、休息ももちろん大切です。

よく子供のゲームを禁止する親がいますが、それでは気分を切り替えることが出来ません。

1日1時間程度なら、十分に息抜きとして機能します。

そしてそのゲームを辞めさせる際、「勉強しなさい」と言ってしまえば、逆効果です。子供のやる気を引き出すよう、言葉をかけてあげる必要があります。

まとめ

全ての親が教育者なので、それぞれ自論があります。その自論がたまたま良い経験と結びつき、余計に自信を持ってしまい、手が付けられなくなることもあると思います。

教育に正解はありません。一番良い方法など、人によって違うのは明白です。

なので、今よりも良い教育法があるはずだ、という考えを持ち、常に改善する努力をするべきだと思います。

全ての人間は、教育者でもあるので。

僕も、この気持ちを忘れることなく、質の高い教育者になろうと感じました。

後輩にどうやって教えればいいのか分からない、子供がなかなか伸びない…というそこのあなた。この記事に、何か糧になるものがあると幸いです。